2025年決算特別委員会
9月議会が9月3日から始まりました。9月議会では、2週間以上に渡り、令和6年度の決算報告を毎日各所管にわけて、審査していきます。
決算委員会は、議員60人のうち20人の議員で構成されています。各委員は、この予算でどんな事業を行ったのか?という表面上の質疑に終わりません。どこを自分が問題視しているのか、一人ひとり厳しい視点で質疑を通じて深掘りしていくところに、ある意味面白さを私は感じます。それにより効果的な事業に変えていくために来年の予算に繋げていくよう最終日には提言を市長に提出します。
さいたま市の令和6年度決算は、過去最大規模であり一般会計に病院や上下水道の企業会計を含めると年間1兆円を超えています。例年さいたま市の収支不足が報道され、今年も243億円といわれています。令和6年度もそう言われつつも、切り詰めたり、スクラップしたりで結果的には54億円の黒字でした。
しかしこの先、子育て施策の推進や高齢化に伴う社会保障・福祉予算は必至で、また市で昭和に建てた公共施設が多く老朽化に伴う建築・修繕・そして新たな施設の建設など、この先苦しい財政状況になることは間違いありません。現在のさいたま市の「財政健全化判断指数」は政令市の中でも真ん中か上というところで、「将来負担率将来負担率」も高くはないですが、歳入を増やす工夫と事業のスクラップや部署を超えた横断的な考え方や取り組みがますます重要になってきます。
さて、今年度私は決算委員長を拝命しました。まだまだ新米なので(歳はとってますが)毎日緊張の連続でしたが、どうにか決算委員会を無事に終えることができました。委員会の運営にお力添えくださった川崎副委員長はじめ、各会派の理事・委員のみなさまに心より感謝いたします。