さいたま市9月議会決算委員会

さいたま市9月議会決算委員会
以下二部局に質問で登壇しました。

①スポーツ文化局
国際芸術祭2020について

国際芸術祭は2017-2020まで合計で約5億8千万円注ぎ込んでいます。しかしながらそのお金の多くが地元ではなく、東京に本社のある大手企業に流れています。
また認知度が24%程度で市民の4分の3は知らない状況。地元の企業が広報を担当していれば、またさいたま市民が企画にかかわっていればもっと地域を巻き込めたのではないでしょうか。
そして頑張って芸術祭を盛り上げていた市民プロジェクトには相当する対価は支払われず。
アーティストやキュレーターのジェンダー平等もほど遠く。
アートプロジェクト本体にはさいたま市出身アーティストは一名のみ。
誰のための何のためのイベントか⁈を質問しました。

個人的には基本的に芸術祭には賛成です。埼玉県自体、芸術があまり根付いていないと言われていますが、素晴らしいアーティストの方や興味のある市民の方はたくさんいらっしゃいます。
さいたま市が文化・芸術のまちになったら素敵だなあと感じています。

② 市民局
女性相談・男性相談について

男女共同参画推進センターが行なっている各種相談事業は、このコロナ禍での困窮、DV、自殺の増加に伴い非常に重要な事業となっており、男女共同参画推進センターが行う相談事業は高く評価しています。
しかしながら、女性相談と男性相談の相談員さんたちには処遇の格差があります。
ホームページ上では同じ相談の位置づけですが、女性相談員は専門性が必要とされるにもかかわらず会計年度任用職員で、一年目の時給は1120円です。
男性相談員は一回2時間で20,000円の報酬。臨床心理士が行っているそうですが、この差は?

女性相談のほうも臨床心理士さんがやる、もしくは、相談員さんの処遇をそろえるべきと考えます。
また、男性相談は令和元年に58件、昨年は45件と減っています。これは部局でも課題であるとの回答がありました。
本市の「こころの相談」では男性からの相談者が1.5倍に増えている状況ですから、ニーズはあるはずです。
電話相談を行う曜日・時間(現在は月2回火曜の18時半から20時半)などに問題があるのではないでしょうか。
男性相談は続けるのであれば再設計する、もしくは、やめるのであれば男性向けの講座をその予算で増やしては?どうか。
立ち止まって議論する必要性を質問しました